本校の応援団である「まきび学校支援地域本部(福祉班)」の活動の一環として、本校小学部・中学部・高等部の保護者を対象に開催しました。この講座は全3回で行うもので、保護者の皆さんに学びの機会をもっていただくという目的で昨年度よりスタートしました。第2回目は13名の方がご参加くださいました。『「福祉サービスを上手に活用しよう!」』という演題で、倉敷地域基幹相談支援センターの永田拓施設長よりお話しをいただきました。障害者総合支援法の給付・事業の一覧を見ながら来年度の法改正により加わるものについてもわかりやすくお話しくださいました。中でも印象に残ったのは経験してないことを選択する場面で困られた当事者の方の例を挙げられ、必要に迫られて選択するという場面になるまでに意思決定できるように福祉サービスの利用などを通して様々な経験をしておくことが大切であるということがわかりました。

 

昨年度から運営に関わってくださっている倉敷市総合療育相談センターゆめぱるの松本一也さんからはサービス利用についての相談が多く、利用される人のニーズによって事業所の特色などの情報提供を行い、ニーズにあったサービスの利用ができるようにされていることなどをお話しくださいました。

グループワークでは、ペアレントサポートステップの安藤希代子さんと石川圭子さんが自身の体験を交えながら、福祉サービスをについて参加している保護者の皆さんから、話をうかがいました。利用されている方が多くおられることがわかりました。安藤さんからは「障がいをもった子どもを育てていく上で家族以外の第三者に関わってもらっておくことが子どもの将来にとってとても重要」というお話しや、石川さんからは「子どもの将来のために相談支援の人と関わりをもっておくことが大切」とお話しをされ、参加された皆さんも真剣に聞いておられました。

 

 

 

 

 

 

次回最終回の第3回はくらしき作陽大学の橋本正巳教授より『お子さんの特性理解と関わり方』についてお話しいただき、グループワークを行う予定です。次回も保護者の皆さんにとってさまざまな面で学び多い機会となればと思っております。お忙しい中ご参加くださった皆様、ありがとうございました。